ソープオペラ
平日の昼、毎日つづく連続劇。アメリカのラジオが作ったこの形式は、中身ではなくスポンサーの商品から名前をもらいました。石鹸会社が主な出資者だったので、ソープオペラ。
面白いのは、その説明が同時代の記事に自分で書いてあることです。1938年の新聞は、この呼び名がラジオの役者たちの間から出たものだと紹介し、「石鹸メーカーが最初にこの午後の連続劇を大々的に使ったので、役者は役者らしく、その名前が定着した」と説明しています。あとから作られた語源ではありません。
昼の連続劇の起点は1930年、シカゴの局で始まった15分の家族もの。この形式はラジオからテレビへ渡り、『ガイディング・ライト』は1937年のラジオから2009年のテレビ終了まで、七十年以上つづきました。毎日つづく帯の物語という型は、のちに日本の朝の連続劇(→朝の連続テレビ小説)にも別のかたちで根づきます。