深夜ドラマの実験
深夜の枠から新しいものが出てくる、というのは日本のドラマでよく言われます。ただしその理由として語られる「予算が少なく数字を求められないから自由だった」という説明を、この地図は書きません。それを裏づける資料に行き当たらなかったからです。
書けるのは、実際に何が出てきたかのほうです。2010年、テレビ東京の深夜枠「ドラマ24」で『モテキ』が放送されました。原作は久保ミツロウのマンガ、監督は大根仁。翌2011年に映画になっています。地上波のドラマとしては初めて、全12話を一日だけ無料配信するという実験もしています。
遅い時間の枠は、若い作り手が最初に任される場所であり、変わった企画が通る場所でもありました。その二つが重なった結果として、この帯からは次の時代のものが出てきています——次の節(→テレ東の発明)が、その代表例です。