教師もの
『3年B組金八先生』は1979年に始まり、第8シリーズまで続きました。脚本は小山内美江子。この番組がしたのは、教室をそのまま社会問題の現場として使うことでした。
いちばん知られているのが、第2シリーズの「腐ったミカンの方程式」です。1980年10月31日と11月7日の二話にわたって放送されました。少年院から来た生徒を「腐ったミカンが一つあると箱ごと腐る」という理屈で排除しようとする学校側に、金八が反論する回です。第2シリーズの平均視聴率は26.3%、最終回は34.8%。
この回のセリフは、いまも人の口にのぼります。ただしこの地図では、言い回しを引用として置いていません。逐語で確かめられる一次の資料(台本や放送のアーカイブ)に、まだ行き当たっていないからです。話数と日付は複数の資料で一致しているので、そこまでを書いておきます。
教室を借りて社会を描く型は、このあとの学園ドラマ(→学園と青春)にずっと受け継がれていきます。